長年、会社を支えてきた既存社屋ビルの老朽化に伴う建替新築工事です。
敷地は3本の道路が交差する交差点の角地で、建物を四面とするならば三面が表に面する立地であった。今回の建替では、事務所とオーナー住宅を併設した複合建物として計画は進み、充実した事務所機能とデザインが求められた。外観は、路盤施工会社をイメージさせる3本のアスファルトカラーのボーダーラインと、コンクリートなどで構成され、新建材であるアルミスパンドレルは、会社の近代的な技術とスピード感を外部へ発信している。建物のフォルムはシンプルな直線が使われ、直線道路が交わる風景の中に、溶け込んでいく事を意図としている。内部の事務所フロアーは、変化し続けるPC環境や、デスクのレイアウト変更に柔軟に対応すべく可変床を採用した。開口部は、日差しを考慮しながらその形状と寸法を落し込み、交差点の角に面する南の開口部からは、天候や外部の車の流れを感じることができ、飽きのこない開放的な事務所となっている。
工事種別 | 新築工事 |
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所在地 | 岡山県倉敷市内 |
主要用途 | 事務所 |
構造 | 鉄骨造3階建 |
規模 | 敷地面積:492.43㎡(148.96坪) 延床面積:406.24㎡(122.89坪) 3階:131.93㎡( 39.91坪) 2階:175.94㎡( 53.22坪) 1階: 98.37㎡( 29.76坪) |
竣工日 | 2014.05 |
撮影 | 野村和慎 |