岡山市の東部を流れる、吉井川のほとりに佇む住宅です。
のどかな田園と、豊かな自然、静かな環境がこの土地の最大の魅力であり、その魅力ある環境を最大限生かせるプランが求められた。平面計画では、周囲に広がる緑の取り込みと、川から吹きそそぐ気持ちの良い風を通す事を目的に、計画的に開口部を配置した。家族の中心の場を、センターリビングとして定着させ、それを囲む様に各部屋は配置されている。南側のデッキに設けられた深い軒下は、降水量の少ない岡山特有の強い日差しをやわらげ、リビングに届けている。外観も特別な意匠やフィルムをほどこさず、オーソドックな切妻屋根とした。周囲に建つ日本家屋との調和を目的とし、時代の変化の中でも褪せる事なく、この風景の中で末長く佇み続けていく住宅である。
工事種別 | 新築工事 |
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所在地 | 岡山県岡山市内 |
主要用途 | 専用住宅 |
構造 | 木造在来工法2階建 |
規模 | 敷地面積:218.42㎡(66.07坪) 延床面積:120.12㎡(36.33坪) 1階: 95.87㎡(29.00坪) 2階: 41.41㎡(12.53坪) |
竣工日 | 2011.11 |
撮影 | 野村和慎 |